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ダマスカスの道中でイエスキリストに出会い、回心したパウロが使徒となり、異邦人伝道を始めてから今日までイエスキリストの福音が世界中で宣べ伝えられています。世界宣教の歴史を見るとやはり、使徒パウロの働きを抜きにして語ることはできません。

使徒の働きによれば最初の異邦人教会であるアンテオケ教会をはじめ、小アジア地域(現在のトルコ)からギリシャに渡り、ヨーロッパ地方にも福音が宣べ伝えられました。最終的には当時の世界の中心であるイタリア・ローマにまで到達しました。それゆえキリストの福音はヨーロッパから広がり、つまり西側周りで世界に福音が届けられるようになりました。そういう中で極東と呼ばれる東の端に位置する日本はある意味、世界宣教の終着点と言えるかもしれません。

世界地図でみると福音の伝達、教会の発展は西側から始まりました。ヨーロッパの教会から多くの宣教師が世界中に送り出され、日本にも1549年にフランシスコ・ザビエルによりキリスト教が伝来したとされています。このようにして日本人にもキリストの福音が伝わり、今日まで教会が存在し続け、祝福にあずかることができるのはやはり、使徒パウロの異邦人への3度の伝道旅行のおかげです。そういうことを考えて新約聖書、特に使徒の働きを読むと教会の歴史の重みや聖霊の力、導きに感謝しかありません。1世紀のユダヤ人クリスチャンからすると、遠き国日本は未知の世界であり文字通り、「地の果て」ではないだろうか。

世界宣教に大きく貢献したヨーロッパ教会でしたが、残念なことに近年は教会離れが進み、信仰的な歩みをする人も減少しています。アメリカも例外ではなく、同じような傾向にあります。21世紀に入ってからはアジア地域への宣教が活発になり、クリスチャン人口も増え、教会も数多く建て上げられています。世界宣教は西側から東側へという流れでしたが、これからは東側から西側へと宣教の動きが変わっていくかもしれません。その一端を日本人教会が担うことを信じています。聖霊の力により、教会が誕生し、大宣教命令に従い福音は世界中に届けられました。この働きは今も続いています。もし教会が聖霊の働きの妨げとならなければ、神の御心である地球上すべての国々の人々の魂の救いが満たされることを信じ、聖霊の導きとともに私たちウエストコビナ教会は世界宣教の働きをサポートしていきます。  

~全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい~マルコ16:15